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【詳細比較】本家VTIと楽天VTIはどっちが良いか?

まだまだ残暑がしんどいです。

涼みに行こうと9月上旬に予定していた北海道旅行も、航空機減便の影響でキャンセルせざるを得なくなりました。

残念です。

みなさんこんにちは。「極小なことからコツコツと」管理人のけんとです。

 

最近、eMaxis slim 米国株式(S&P500)に運用純資産額が抜かれてしまいましたが、人気米国インデックス連動型ETFの中でそれまでの運用額1位は楽天VTIでした。

それで、先日の記事ではこの2つの投資信託を含めた国内で販売されている米国インデックス連動型投資信託4種を比較する記事を書きました。

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コストとリターンを比較したところ、楽天VTIよりもeMaxis slim 米国株式(S&P500)に軍配があがる結果となりました。

その結果もあってか、eMaxis slim 米国株式(S&P500)の運用額が楽天VTIを抜いたのだと思われます。

 

そこで、今度はこの国内の楽天VTIと本家のヴァンガード社のVTI(この記事では本家VTIと呼びます)とを比較してみたいと思います。

 

楽天VTIはいわゆる投資信託ですので、1日毎の成行き注文となります。

楽天証券、SBI証券を始めとした国内の証券会社から購入することができます。

 

一方、本家VTIはニューヨーク証券取引所に上場しているETFなので、市場が開いている間にリアルタイム価格で購入することができます。

本家VTIは米国株と同じように各証券会社から購入することになります。

このように、楽天VTIと本家VTIは購入時の価格が異なります

 

毎回になりますが、このブログはただの情報提供です。

金融資産の運用は自己責任でお願いします。

 

楽天VTIと本家VTIのリターン比較

この楽天VTIと本家VTIのリターンを見ていきましょう。

楽天VTIが2019年8月という新しい設定なので、それ以降の価格推移を比較してみます。

両方の価格推移(2019年8月26日を1に基準化)が下の図になります。

 

同じインデックスに連動しているので、全く同じような価格推移となるかと思われるかもしれませんが、楽天VTIのほうが価格がやや高い水準で推移していることが見て取れます。

ただし、楽天VTIは分配金がゼロである(分配金も再投資)に対して、本家VTIは3ヶ月に1回分配金が支払われる形です。

なので、図の推移を単純に解釈することができません。

 

下の図は、2019年8月24日に100万円分一括して楽天VTIと本家VTIを運用した場合の評価額推移を表しています。

本家VTIは当時の毎日の為替レートを使って円換算すると同時に、分配金も考慮しています。

 

これを比較すると現時点(2020年8月24日時点)での評価額は

 

  • 楽天VTI 1,165,418円
  • 本家VTI 1,212,720円

 

となります。

1年間の運用で、約5万円(割合では4%)のリターンの差が出てきます。

結果論となってしまいますが、本家VTIのリターンのほうが楽天VTIよりも多くなっています

統計的な検定を行っても、1%水準で有意差が確認できます。

 

けんと
約1年間の利回りにで5%も差がでているぞ。楽天VTIよりも本家VTIのほうがリターンが大きい。

 

コスト比較:買付、運用、為替手数料

VanguardWEBページより

では、次に楽天VTIと本家VTIのコストを比較してみます。

先程書きましたが、楽天VTIは国内の投資信託、本家VTIは米国市場のETF、という特徴があるので、コストについても結構変わってきます。

そのコストの特徴をまとめたものが下の表になります。

 

楽天VTI 本家VTI
購入(買付)手数料 なし 約定代金の0.45%(上限20ドル(税抜き))なし
運用手数料 0.162%程度 0.03%
為替手数料 なし あり(住信SBIネット銀行なだと4銭)
目論見書など こちら こちら

 

楽天VTIは購入手数料はかかりませんが、本家VTIは米国株ですので0.45%(税込み0.495%)の買付手数料がかかります

ただし、買付手数料は最大で20ドル(税込み22ドル)です。

いまだと楽天証券でもSBI証券でも本家VTIの買付手数料は無料です。

 

運用手数料は楽天VTIが0.162%に対し、本家VTIはわずか0.03%です

維持管理のための費用は本家VTIの圧勝ですね。

 

また、楽天VTIは円貨決済なので、為替手数料を明確にできませんが(管理手数料に内包しているはずです)、本家VTIの場合は外貨に替えて購入する必要があるので為替手数料が明示的にかかってきます。

この為替手数料、ドル転に25銭かかる金融機関もあれば、わずか4銭で済む金融機関もあります。

結構手数料に違いがありますので、ドル交換の際には気にしたほうが良いかと思います。

 

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それでは、楽天VTIと本家VTIにそれぞれ100万円投資した際のコストを見てみましょう。

 

  • 楽天VTI 1,620円 (投資金額の0.162%)
  • 本家VTI 1,056円 (投資金額の0.106%)

 

本家VTIのほうがコストが安く済みます

 

けんと
コストも本家VTIのほうが安いよ

 

トータルだとどっち?

リターンとコストをそれぞれ計算したので、トータルでどちらのパフォーマンスが良いかを見てみましょう。

まとめると下の表になります。

やはりリターンの差が5%近くあるので、VTIのほうがネットのリターンは大きくなります

 

楽天VTI 本家VTI
リターン 16.542% 21.272%
コスト 0.162% 0.106%
ネットのリターン 16.380% 21.166%

 

なので、結論としては、「楽天VTIを購入するよりも本家VTIを購入するほうがお得」という結果になりました。

まぁ、間に1つ業者を入れていますので、単純に考えるとパフォーマンスは落ちますよね。

当たり前といっちゃ当たり前の結果かとは思います。

 

次はeMaxis slim 米国株式(S&P500)とVOOの比較でもやろうかな。

 

けんと
トータルで考えると本家VTIのほうが優れている!

 

まとめ

まとめます。

ここがポイント

  • 人気の楽天VTIと本家のVTIとのパフォーマンスを比較
  • コストは楽天VTIのほうが安い
  • けど、それを上回るリターンを本家VTIが出している
  • 結果として本家VTIのほうが楽天VTIよりも約4.58%も利回りが高くなっている。

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