雑記

【博士課程を目指す人へ】指導教員の選び方:地雷教員はこうして避ける

今日の記事は博士課程(博士後期課程)での指導教員・指導教官の選び方の記事です。

博士課程に進もうと少しでも考えている人は、この選び方を間違えるととんでもないことになります

ミスったら博士号を取得した高学歴ニートや、高学歴ワーキングプアと呼ばれる人になるパターンです。

高い学費を学部4年+修士2年+博士3年の計9年間(規定年数)も払って、無職にはなりたくないですよね?

この記事で取り上げる指導教員の選び方をきちんと理解すると同時に、博士課程に進む前に、こういった本にも目を通しておくことをおすすめします。


 

みなさんこんにちは&こんばんは。「極小なことからコツコツと」管理人のけんとです。

 

冒頭から脅しましたが、博士課程での指導教官の選び方はとってもシンプルです。

いくつかの点を気をつけておけば、とんでもない地雷教員を指導教員としてしまう事態を簡単に避けることができます

そして、この避け方は文系だろうが理系だろうが共通です。

(ただし、わたしは全系統の大学院に所属したことはないので、言い過ぎかもしれませんが、概ね同じかとは思います)

ぜひ、まっとうな指導教員を見つけて質の高い研究指導を受けてください。

 

もちろん、自分の関心のある分野を指導できる教員に目星がついているという前提です。

その教員が地雷かどうかを判別する方法が今回の記事になります。

ちなみに私はとても良い指導教員に出会えたので、修了後も良い人生を歩めています!

 

大学に入ったらがっつりと研究したいと思う高校生や、最先端を研究できる研究室を探している学部生、修士学生にも今日の記事の内容は当てはまります!

研究室選び・指導教員探しの方法として知っておいて損はありません!

また、すでに卒業した社会人のみなさんにはただの興味本位で読んでいただければ嬉しいです。

 

けんと
毎回になりますが、このブログはただの情報提供です。

どう行動するかの判断は自己責任でお願いします。

 

良い指導教員とは?

大学によって指導教官といったり、指導教員と言ったりします。

わたしの感覚ですが、国立大は指導教官と表現することが多い気がします。

私立だと半々かなぁ。

この記事では指導教員という表現を使っていきますね。

 

さて、良い指導教員の探し方を説明する前に、そもそも良い指導教員とはどのような人なのかを考えましょう。

いまから博士課程に進学したい人は、少なくとも博士号を取得したいはずです。

そして、その博士号を持って学者・研究者など(または全く別の道もありえますが)の専門家になりたいはずです。

なので、その道を歩むためのサポートをできる人、または導いてくれる人が良い指導教員です。

これは絶対です

 

逆に、博士課程の学生を受け入れるだけ受け入れて、そのあとは知らんぷり!ポイッ!って教員は最悪です。

わたしが所属した大学院でもちらほらいましたし、このような大学教員は結構います。

 

けんと
あそこの研究室、やったら積極的に博士課程学生(修士課程も)受け入れるんだけど、なんだか教員は全然指導していないんじゃない?
たしかに、あそこの研究室の学生は博士号取れてないし就職できていないね
隣人A
けんと
それやばいよね

 

みたいなケースは最悪です。

 

で、なんでこんなことが起きるのかというと、大学教員は受け持つ学生(特に博士課程)の数に応じて、給与手当てや割り当てられる研究費が増加します

もちろん、大学によって制度は違うとは思いますが、概ねこの傾向があると思います。

なので、「博士課程学生を受け入れること」が「大学教員にとって得となる」んです。

決して「博士課程学生を指導すること」が「大学教員にとって得となる」わけではありません

 

きちんと指導してくれる&指導できる大学教員を選ぶことが何よりも大事です。

「学部のころからお世話になっているから」や「話しやすいから」は全く理由となりえません。

指導力と実力(研究力)がすべてです。

もし、指導してもらえずに放置されると、どうなるか・・・

冒頭に紹介した本のような高学歴ニート、高学歴ワーキングプアです。

一般的な会社員ルートは絶望的になると思います。

もちろん、フリーランスや起業するとうアクティブな選択肢はありますが、そんなアクティブな人はそもそも博士課程に進んでいないような気がします。

 

けんと
きちんと指導できる人を選ばないとやばいです

 

最も重要な判別方法

どれか一つだけ判別方法を教えてくれ!っと言われると、この下の方法です!

 

  • Scopus (世界最大の学術書出版会社Elsevierが運営する論文データベース)でその先生の名前を検索する

 

これだけです。超簡単です。

Scopusは有料のサービスなんですが、名前の簡易検索は無料でも可能です。

それ以上の詳細検索は有料です。

運営元のElsevierへの批判はかなりあるんですが、それは横に置いても、世界最大の出版社であることは事実です。

 

もし、このScopusの名前検索で、指導教員にしたい先生の名前がヒットしなかったとしたら・・・

けんと
その先生を指導教員にしたらダメです。絶対です!

 

なぜダメなのかの理由を説明しますね。

上でも簡単に書きましたが、Scopusは世界最大の学術データベースです。

そこに名前が乗っていないということは、そもそもその先生は学術に貢献している論文を書いたことがありません

そんな人は先生ではありません。

あなたより年上でしょうから、普通にさん付けで大丈夫な方です。

そして、論文を書いたことのない自称先生が、論文を書くことを目指している博士課程学生を指導するこは不可能です(絶対です)。

手術をしたことのない自称外科医師が、外科医師を育てることはできませんよね?

それと同じです。

 

うちの先生は結構論文書いているし、結構な権威と聞いているけれども・・・
隣人A

といういう人もいるかもしれません。

コレに対する反論なんですが、この学術データベースScopusは日本語論文は収録されていません

なので、日本語論文しか書いていないひとの名前はヒットしません。

日本人しか読めない言語で論文を書くことが評価される分野って。。。無いですよね

日本語論文しか書いていないひとが権威であることはありえません。

ありえるとしたら、分野が「日本語」や「日本文学」のような日本にかかわる専門分野だけです。

基本、全学術分野でグローバルな標準言語は日本語ではなく英語です。

(個人的には法学のみ世界的におかしな分野だと感じています。英語で統一することなく各国が自国の言語で論文を書いています。)

 

けんと
なので、Scopusで名前がヒットしないひとを指導教員としたらやばいです。困るのはそのひとではなく学生のあなたです!
けんと
わたしは多分まともな研究者なので名前はもちろんヒットしますー 😆

 

Scopusを使った検索

ElsevierWEBページより

Scopusを使った検索は結構簡単です。

では使い方について簡単に解説しますね。

Scopusにアクセスすると下のような画面になります。

赤枠で囲った箇所に、姓と名を別々に入力します。

日本語ではなく、半角英字で入力してください

所属先についてはブランクでOKです。

性が「高橋」の場合は、「Takahashi」です。「Takahasi」ではありません。

し「shi」、ち「chi」、じ「ji」、などは間違えやすいので気をつけてください

あと、人よってはペンネームで論文を書く先生もいますので、そういった先生を探す場合はペンネームで検索です。

あくまでScopusは論文に記載された内容で検索をかけています。

 

 

たとえば、みなさんご存知の京都大学の山中伸弥(Shinya Yanamana)教授のお名前で検索をかけた結果が下の図になります。

同姓同名の研究者もいるようで、4件ヒットしています。

複数ヒットの場合は所属先もチェックしましょう

そのうち、一番上の赤枠でかこった方が山中伸弥教授ですね。

286本の論文を書かれています。さすがです。

けんと
ちなみにわたしは十数本です・・・サラリーマンですから勘弁

 

 

では、お次に、菅義偉(Yoshihide Suga )首相のお名前で検索をかけたらどうなるでしょうか。

その結果が次の図になります。

「著者が見つかりませんでした」になりました。

政治家、首相ですから当たりまえです。

ヒットしない場合は、このような検索結果が表示されます。

 

 

手っ取り早く地雷教員をチェックするならば、この方法です!

もちろん、実際にはさらなる絞り込みや他の視点での判別も必要です。

でも、長くなってきたのでそれは別記事とさせてください。

 

けんと
このScopus検索を使って、地雷教員を避けましょう!

 

まとめ

まとめます。

ここがポイント

  • 博士課程に進学するなら、指導教員を正しく選ぶことは絶対!
  • 学部の頃からお世話になっているからー、話しやすいからー、は指導教員とする理由にはなりません
  • Scopusで名前を検索して、ヒットしなければ指導教員にはしない、ヒットすればその人を指導教員候補とする
  • という判断方法で大丈夫です
  • そこからさらに絞込んでいきましょう(次回に続く)

 

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