運用 雑記

【電気自動車(EV)】作っているメーカーとその株価は?その①

今日は最近大注目なハイテク?機器の電気自動車(Electric Vehicle: EV)についての記事になります。

この2,3ヶ月はテスラは怒涛の株価上昇でしたね。

わたしはほんのちょっとしか株を持っていなかったので恩恵には預かれませんでした(泣)

みなさんこんにちは。「極小なことからコツコツと」管理人のけんとです。

 

この飛ぶ鳥を落とす勢いの電気自動車について、ニュースや報告書などを参考にしつつ、今後どのような普及予測がなされているのか纏めたいと思います。

今後電気自動車がどれだけ普及していくかについては、経済的、政治的な要因に大きく依存すると思います。

なので、そういった経済的な部分と政治的な部分についてわたしなりの考察をしてみたいと思います。

長くなったので2つの記事に分けています。

前半の今日は、現在のEVのスペックと市場の反応について考察していきます。

 

けんと
毎回になりますが、このブログはただの情報提供です。

金融資産の運用は自己責任でお願いします。

 

製造メーカーとEVの現状

EVを作っているメーカー

今(2020年9月時点)、何種類の電気自動車が販売されているかご存知ですか。

日産からリーフが、テスラからいろんな車種が売られている程度は知っていても、それ以外のメーカーからのEVはあまり知らない人も多いと思います。

 

そこで、まず現在のEVの種類について紹介します。

日本国内で販売しているメーカーは、先に述べた日産、テスラだけではなく、三菱自動車、フォルクスワーゲンなど8社もあります。

このうち、電気自動車だけを作っているメーカーはご存知テスラです。

中国のNIOやWM Motorはテスラ同様の電気自動車特化型メーカーですね。

ですが、日本ではNIOを見る機会は無いような気がします。

 

わたしの住んでいる地方ではテスラすら見たことないです。

余談ですが、前にフォルクスワーゲンのディーラーの人と話していると、県内(地方です)にe-ゴルフは1台もいないと思うと言っていました。

 

国内で入手可能なEVを販売しているメーカーとしては以下の8社です。

プラグインハイブリッド(PHV)やハイブリッド車はカウントしていません。

フォルクスワーゲンもe-GOLFを作っていたのですが、現在は販売していないようです。

2020年10月にホンダが新規にEVを投入するので、10月からは9社になります。

 

  • テスラ
  • 日産
  • 三菱
  • プジョー
  • メルセデス・ベンツ
  • ジャガー
  • ポルシェ
  • シトロエン

 

けんと
電気自動車は結構出しているメーカーがあるんです

 

各社の主力EVはどんな感じ?

次に、上の8メーカーが販売している主力EVの性能をざっと比較していこうと思います。

複数種類ラインナップしているメーカーは多くはありませんが、複数出している場合は最安のEVを取り上げます。

まとめサイトもあったのですがメーカー情報とは異なっていたので、全車種メーカーのWEBページより情報を入手しています

 

表の一番右列には、バッテリー容量1kWhあたりの航続距離を計算して載せています。

この性能の数値が大きければ大きいほど、バッテリーの効率性が高いということになります。

もちろん、航続距離は車体重量やパワーなど複数の要因に影響されますので、この効率性は参考値です。

 

こうしてみると、バッテリーの性能が最も高いのは三菱のi-MiEVです。

サイズも小さいから性能が高くなっていると思われます。

次に高い車種が、プジョーのE-208と日産のリーフ、そしてシトロエンのDS3です。

どちらも同じくらいの数値になっています。

それに次いでテスラのモデル3になります。

 

そこから少し溝を明けて、メルセデス・ベンツ、ジャガー、ポルシェの3台になっています。

これら3車種は価格を見てもラグジュアリー路線ですね。

メーカー名 車名 価格 航続距離 バッテリー容量 バッテリー性能
テスラ モデル3 スタンダードレンジ プラス 511万円 409km 55kWh 7.43km/kWh
日産 リーフ S 332万円 322km 40kWh 8.05km/kWh
三菱 i-MiEV X 300万円 164km 16kWh 10.25km/kWh
プジョー E-208 389万円 403km 50kWh 8.06km/kWh
メルセデス・ベンツ EQC 1,080万円 400km 80kWh 5.00km/kWh
ジャガー I-PACE 976万円 470km 90kWh 5.22km/kWh
ポルシェ Tycan 4S 1,448万円 303km 93.4kWh 3.24km/kWh
シトロエン DS3 CROSSBACK E-TENSE 534万円 398km 50kWh 7.96km/kWh

 

では、次に、各車種の費用効率性を計算します。

この費用効率性は、上表最右列のバッテリー性能(km/kWh)を価格(100万円単位)で割った数値になります。

この数値が大きければ大きいほど、価格に対するバッテリー性能が優れている、つまり費用効率性の高いEVであるということになります。

 

最も高い数値を叩き出しているのはバッテリー性能でも一番優れていた三菱のi-MiEVです。

コスト比で考えても最もお得なEVであるといえます。

そして、次点が三菱、プジョー、シトロエン、そしてテスラという順になっています。

あれ?テスラあれだけイケイケなのに、三菱や日産のほうがバッテリーについては費用対効果優れているような・・・?

という面白い結果になりました。

 

メーカー名 車名 費用効率性
テスラ モデル3 スタンダードレンジ プラス 1.46
日産 リーフ S 2.42
三菱 i-MiEV X 3.41
プジョー E-208 2.07
メルセデス・ベンツ EQC 0.46
ジャガー I-PACE 0.53
ポルシェ Tycan 4S 0.22
シトロエン DS3 CROSSBACK E-TENSE 1.49

 

いずれにしろ、電気自動車はテスラ!というようなイメージが醸成されつつありますが、国産の日産や三菱(三菱は小型なので単純比較は難しいかも)も負けてない、むしろもっと費用対効果がすぐれているEVを作っている!ということがわかりました。

 

けんと
もちろん、バッテリー性能以外の要因も多数あるので一概には結論付けれません!

 

製造メーカー株価の状況

では、次に各メーカーの株価を見ていきましょう。

取り上げるメーカーは日産、三菱、テスラ、プジョーの4社とします

また、NIOも載せておきます。

シトロエンはプジョーグループですし、残り3メーカーは高級路線なので割愛です。

 

日産と三菱は東証、テスラはNASDAQ、プジョーはパリ、NIOはニューヨークです。

それぞれ、円、ドル、ユーロと単位が異なっていますので、2020年年始の株価を1に基準化します。

その週次株価の推移を表したものが下図になります。

 

非常に対照的な結果になっています

2社圧倒的ですね・・・テスラとNIOです。

2020年年始またはコロナショックから見ると5前後に跳ね上がっています。

一方で、他の3社は年始から下落傾向にあります。

また、コロナショックによる影響は大きくはないものの、以前として年始よりも低い株価水準にとどまっています。

 

株価収益率(PER)をで見ると、日産と三菱は赤字なのでマイナス(計算されていません)です。

プジョーのPERは6.47に対して、テスラは959.23です

PERは大きければ大きいほど株価が割高になっていて、低いほど割安であると判断する指標です。

日本証券協会のPERの説明はこちら

 

テスラとNIOはの加熱っぷりは大丈夫なのかなぁと思います。

その理由としては、他のEVを作っているメーカーがマーケットであまり評価されていない感じがすることです。

(まぁそもそも日産と三菱は財務がボロボロということもありますが)

2020年7月15日に日産は新しいSUV型のEV、アリアを発表しました。

90kWhのバッテリーで610km航続可能とあるので、1kWhあたりだと6.78です。

上の表の他の車種と比べてもそこまで高いバッテリーパフォーマンスではないです。

ですが、大事なのはこの日産の新型EV発表にもかかわらず日産の株価はほとんど反応していないことです。

日次株価では少し反応(+7%上昇)していましたが、一時的なものでまたすぐに元の水準に戻っています。

このことは上の株価からも明らかですね。

 

マーケットがEVに期待しているのであれば、このアリアも好材料としてEVメーカーの株価にも反応してするはずです。

ですが、アリアのケースのように日産の株価はほぼ反応していませんね。

しかも、先程示したようにテスラはそこまで高いEVパフォーマンスをもっているわけでもありません。

ここまでの情報だけを見ると、マーケットは本当にEVに期待しているのか?と少し疑問に思ってしまいます

 

テスラはEVだけじゃなくて自動運転にも注力しているからそれが評価されている!という声もあるかもしれません。

でも、自動運転に力を入れているBaiduは株価そんな上がってない。

NIOは自動運転の部分をMobileyeに結構依存していて自社で自動運転を!という感じでもないし。

でもNIOの株価はテスラとパラレルだし・・・

テスラは自動運転もあるから!というのもちょっと正確な理由とは思えないんです(私見です)。

こうした理由もあってわたしはテスラ株ほとんどもってなかったんですよね(失敗)。

 

テスラとNIO以外はあまり財務が良くない&おじいちゃん企業ということであまり反応していないのかなぁ。

よくわからない&怖い&でもインカムゲインほしい!悩ましいですね。

 

まとめ

もちろん、ここまでの分析はこれまでのEVの実態と株価の関係です。

そのため、今後のEVに対する政治的・経済的な外生要因・予測が織り込まれています。

その辺については次の記事に書きたいと思います。

 

まとめます。

ここがポイント

  • 国内でEVを販売しているメーカーは8社(これからホンダも)
  • その中でも日産と三菱のEV性能はかなり良き。次点で、プジョー、シトロエン、テスラの順。
  • でも、マーケットはテスラに非常に期待している(NIOも)
  • 2020年の日産の新型EV発表へのマーケットの反応は一時的
  • 一部のメーカーに期待が偏っているように見えてしまう

 

 

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