雑記

【マネーイリュージョン】名目ではなく実質で考えよう

9月ももう終わりそうです。気づけば今年も半分以上過ぎてます。

(この記事を書いたのが7月で、ずっとストックして放置していました)

JALは40,000FOPを超えてきたので、今年中に50,000FOPは到達できそうです。

新型コロナで飛行機が飛ばないという事態にならなければ、JGCもゲットできそうです!

みなさんこんにちは。「極小なことからコツコツと」管理人のけんとです。

 

名目(nominal)と実質(real)の違いはきちんと認識できていますか?

その認識、間違ってませんか?

今日は当たり前だろとつっこみの多そうなトピック「名目と実質」について記事を書いていきます。

ちなみにわたしはマクロ系ではなくミクロ系でしたので、このトピックは専門ではありませんし、わかりやすく説明するためにちょっと間違った表現もしています。ご了承ください。

 

名目と実質

今の100円と昔の100円の価値は同じでしょうか?

違いますよね。昔は100円でも大金だったという話は聞いたことがあるはずです。

 

牛乳を例にとってその価格を見てみましょう。

総務省統計局が公表している消費者物価指数:全国(品目別価格指数)を見ると、2019年の牛乳の価格を100とした場合、49年前1970年の牛乳の価格はわずか39.9です。

今の半分以下の価格で当時は牛乳が買えたことになります。

 

もちろん、1970年当時のお給料は今のお給料の額とは異なります。

独立行政法人労働政策研究・研修機構のWEBページにある資料を参照すると、1970年における月収は112,949円である一方、2019年は586,149円となっていることがわかります(少しデータの作り方が変わっていますので厳密な比較にはなりませんが)。

 

1970年比で今は牛乳価格が2.5倍、収入は5.2倍です。

額面(名目といいます)の牛乳価格だけを見ると2.5倍も値上がりをした!って言われるかもしれませんが、それ以上に給料が増えています。

つまり、平均では相対的に見て、牛乳は値下がりしているんです。

1970年当時にお給料全額つっこんで買える牛乳の量よりも、今の全額つっこんで買える牛乳の量のほうが多いんです。

 

したがって、牛乳の名目価格は2.5倍になってますが、牛乳の(収入ベースで見た)相対的な価格(実質といいます)は0.5倍になっていることになります。

これが名目と実質の違いです。

ここをきちっと理解する必要があります。

 

マネーイリュージョン

極端な話、「2020年は給料が月20万円です」、でも「2021年度は給料は月40万円に2倍になります。でも物価もすべて2倍になります」という状況があるとしましょう。

みなさん、2021年はお金の使い方(消費行動)を変えますか?

名目の給料が2倍になっても、物価も2倍になるんだから、実質は何も変わらないです。

なので、お金の使い方はかわらないはずです。

 

でも、変わってしまうんです。

なぜなら、意識が名目に引っ張られてしまうから

この、実質の部分ではなく名目の部分に意識が引っ張られてしまい、適切な消費・貯蓄行動ができなくなることをマネーイリュージョンといいます

日本語では貨幣錯覚といいます。

日本語だとなんかかっこわるいのでマネーイリュージョンでいきます。

 

このマネーイリュージョン、最近言われたものではありません。

1928年の本、Fisher(1928)ですでに指摘されています。

2014年に改装したものが出てますね。

Fisher, I. (1928) The Money Illusion, Longmans, Toronto.

 

2000年以降に流行ってきた実験経済学の手法を用いてこのマネーイリュージョンを検証する研究がでてきています。

研究の結果の多くは、「名目の収入が倍になったとき、消費は倍未満にしかならない」、つまり、消費を抑えて貯金をしてしまう。ということを報告しています。

 

正しい認識を!貯金し過ぎではないですか?

物価が上がってきているのに、正しく認識ができてなくて、貯金を過剰に行ってしまう。

なんか先が読めてきませんか?

 

そうです。ここ最近の日本の消費行動ですね(厳密には言いすぎです)。

リーマン・ショック後の2010年以降、物価は上昇しています。

それと同時に、収入も増加しています(=マネーイリュージョンを起こしています)

先程の消費者物価指数:全国(総合指数)を見ると、2010年比で2019年の物価は7%増加(1.07倍)しています。思ったより増加しているんですよ。

 

7%も物価が増加しているんです。インフレですね。

でも、この10年間銀行の預金金利はどうでしょうか。

現在、金利の高いネット銀行でも良くて0.1%です。

10年銀行に預けても1%しか利子がつきません。

 

1%の名目の収入増加を得て、その裏で物価は7%増加しているんです。

100円で買えたものが10年経つと107円になっている一方、銀行に預けていた100円は101円になっているんです。

それでも銀行に預金として預け続けますか?

質で考えれば、預金すればするほど損します(=貧乏になります)。

それとも、10年で利回りが7%を超えるほかの資産運用方法を探しますか?

 

2019年夏に2,000万円老後問題が取り上げられました。

貯められない!と嘆く前に、預金多すぎませんか?

自分で損する選択をしていませんか?

物価上昇分以上に自分の資産を運用していかないと、運用の意味はありません!

 

10年で利回り7%を超える方法はたくさんあるでしょう。

企業の株式を購入して配当を狙っていくものありですし、インデックス投資を行うものありですね。

あるいは、不動産を購入して賃料を得ていくのも手です。

いずれにしろ、銀行預金においておくと貧乏街道まっしぐらは確定です。

一方で、少し損をする可能性もあるけれど、うまくやれば資産を増やせる資産運用を行っていくか。

どちらにするかはあなた次第です!

 

まとめ

まとめます。

ここがポイント

  • 多くの人は所得が増えると、その分預金にまわしてしまう
  • 普通預金は損、運用すべき!なのにもかかわらずです
  • それはマネーイリュージョン呼ばれる認識の錯覚が原因です
  • 正しく現状を認識する金融リテラシーを身に着けましょう!

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