みなさんこんにちは。管理人のけんとです。
先日の記事はANAの上級会員・SFCの解説でしたが、今日はJALの上級会員・JGCの解説になります。
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【上級会員ANA編】目指せSFC。1回取れば一生継続
コロナで飛行機業界も大変だと思います。 今年は飛行機乗っていますか? ANAもJALもPP、FOPが2倍になるキャンペーンがあったので、上級会員になりやすい年かもしれません(そこだけを見ればです)。 ...
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ANAとJALはすごく似た制度を作っています。
運賃も同じ路線ならほぼほぼ一緒です。
なので、昨日の記事とかなり重複する記述がありますがご了承ください。
結論としてはANAかJALどちらかの上級会員に一度なり、SFC(ANA)かJGC(JAL)を作って上級会員資格を一生持ち続け!がおすすめです。
2020年にJGCを取得する予定(計算では到達できそう)で、まだJALの上級会員ではありません。なので、実態と少し違った説明をしていたら指摘してもらえたらうれしいです。
もくじ
JALの会員の種類
ANAの場合は会員区分が4種類でしたが、JALの場合は1つ多くなり一般会員、クリスタル、サファイア、プレミア、ダイアモンドの5種類になります。
そして、上級会員と呼ばれる会員区分はサファイア、プレミア、ダイアモンドの3つです。
クリスタルはANAでいうブロンズになるので、取得を目指す必要はないかなと思います。
- クリスタルステイタス (1年間で30,000FLY ONポイントまたは30回搭乗)
- サファイアステイタス (1年間で50,000FLY ONポイントまたは50回搭乗)
- プレミアステイタス (1年間で80,000FLY ONポイントまたは80回搭乗)
- ダイヤモンドステイタス (1年間で100,000FLY ONポイントまたは120回搭乗)
それぞれのステイタスになるには、FLY ONポイント(以下、FOP)と呼ばれるポイントを貯めないといけません。ANAでいうプレミアムポイントに相当するポイントです。
プレミアムポイントとほぼ同じものになり、これまたマイルとは別のポイントです。
FOPは飛行機に乗らなければ獲得できないという点も同じですね。
ただし、ANAのプレミアムポイントに比べてJALのFOPほう貯めるのが楽なので、JALの上級会員になるの方が楽です。
このFOPについては4節で説明します。
JALの上級会員の特典
JALの上級会員(3ステイタス)の特典をまとめたものが下の表になります。
ANAと同様にJALも盛り沢山です。
完全な特典はJALのWEBページを参照してください。
前方席指定がJAL特有かな?っと思ったんですが、ANAにも座席指定優先はありましたね。
なら、何が違うんだ?っと探すレベルでANAと全く同じでした。
JALも電話が繋がりにくいと有名ですので、専用デスクがうれしいサービスですね。
また、さくらラウンジの利用はもちろん、優先チェックインカウターや手荷物重量の優遇、ピックアップの優先などもきちんと用意されています。
ちなみに、航空会社のラウンジはクレジットカード会社が用意しているラウンジとは別物です。
航空会社のラウンジは、搭乗ゲートを通過したあとに用意されています!
ぎりぎりまでラウンジで仕事やリラックスができます。
クレジットカード会社のラウンジはほぼゲート通過前です。
クリスタル | サファイア | プレミア | ダイアモンド | |
専用デスク | ○ | ○ | ○ | ○ |
前方座席指定 | × | ○ | ○ | ○ |
特典航空券先行予約 | × | × | ○ | ○ |
優先チェックインカウンター | × | ○ | ○ | ○ |
上級ラウンジの利用 | × | × | ○ | ○ |
ラウンジの利用 | × | ○ | ○ | ○ |
手荷物重量優待 | ○ | ○ | ○ | ○ |
ボーナスマイル | 55% | 105% | 105% | 130% |
手荷物受取優先 | △ | ○ | ○ | ○ |
80,000FOPのプレミアで上級ラウンジが使えるので、ANAよりは到達できそうですが、わたしには無理ですね。
JALの上級会員になるには
JALの場合はFOP(ANAのプレミアムポイントに相当)を一定量貯めることでステイタスを獲得することができます。
目安は50,000になります。この値もANAと同じです。
ただし、先ほどちらっと言いましたが、上級会員になるのはANAよりもJALのほうが楽です。
例えば、羽田〜伊丹路線の先得割引運賃だと片道で、
- 210マイル
- 420FOP
を獲得できます。(ANAと全く同じです)
一方、羽田〜伊丹路線のJALビジネスきっぷ運賃だと片道で、
- 280マイル
- 960FOP
になります。JALビジネスきっぷ運賃だと倍近くのFOPが貯まります。(これまたANAと全く同じです)
このようにANAとJALは全く同じポイント数になっています。
なので、50,000FOPのためには羽田~伊丹をひたすら26往復するだけで到達できます!(げっそりですね)
ステイタス獲得には1月~12月の1年間に一定量のFOPを貯める必要があるのも同じです。
FOPとマイルの獲得量はJALのWEBサイトで計算できます。
こちらに日時、路線、JALカード、会員ステイタス、運賃クラスを選択すると自動で計算してくれます。
じゃあ、なぜJALのほうがFOPを貯めやすいのかというと①搭乗回数でもステイタス獲得が可能、②次のキャンペーンがあるからです。
JALの場合、ANAにはなかった搭乗回数での達成もできるようになっています。
たとえば、サファイア会員であれば50回の搭乗で取得が可能になります。
もちろん50回の搭乗!?と思われるかと思いますが、乗り継ぎ路線の出張が多かったりすると案外達成で切りします。
また、修行の際は福岡~宮崎をひたすら往復などで回数を稼ぐこともできます(あたりまえですが大変でしょうね)。
JGCの強力FOPキャンペーン
JALにはANAにはない強力なFOP獲得用のキャンペーンがあります。
JALカード会員限定特典
1つ目は、JALカード会員限定の特典です。JALカードはANAカードと同じクレジットカードですね。
このカードを保有していると、JAL便の初回搭乗時に5,000FOPがボーナスとしてもらえます!
これかなり大きいです。
JALの上級会員を目指すなら50,000ではなく。、45,000スタートということになりますね。
忘れずににJALカードを作っておきましょう。
年途中にJALカードを保有した場合でも、その後の最初の搭乗時に5,000FOPがもらえますので、安心してください。
ただし、このキャンペーンは1年毎になります。2020年はキャンペーンは実施されていますが、来年以降も継続実施されるかはわかりません。
毎年10月~12月に翌年もこのキャンペーンを実施するかどうかアナウンスされます。
ステイタスホルダーは1.5倍月が設定できる
はじめてJALの上級会員を目指す場合は使えないのですが、前年にステイタス(クリスタルでもOK)を持っている会員は指定した月のFOPを1.5倍にできます。
例えば、8月に出張や旅行で飛行機に乗る機会が多いことがわかっているなら、8月を指定することでFOPを1.5倍にすることができます。
この1.5倍は非常に強力です。
ステイタスは獲得することも大変ですが、それ以上にステイタスを継続維持することも大変です。
この継続維持を劇的に簡単にしてくれるキャンペーンがこれになります。
1回ステイタスを保有した人は忘れずに1.5倍月を設定しておきましょう。
このキャンペーンも1年毎になります。2020年はキャンペーンは実施されていますが、来年以降も継続実施されるかはわかりません。
毎年10月~12月に翌年もこのキャンペーンを実施するかどうかアナウンスされます。
2020年限定FOP2倍
コロナの影響で2020年5月10日までの予約分のフライトについて、FOPを2倍にする特別対応がありました。(ANAもありました)
この2倍と前述の1.5倍は重複するので、不謹慎ですが4月や5月のフライトでFOPを大量に獲得できたようです。
2020年にJGCチャレンジしている私は、4月~5月は1回も飛行機には乗りませんでしたので、この恩恵は受けてません。
おそらく今年限定の対応だと思います。
JGC(JAL)とは?
がんばって50,000FOPを1年以内に貯めた!
すると翌年の1年間はステイタスがサファイア会員になり、上記のメリットを受けることができるようになります。
でも、キャンペーンがあるとはいえ、毎年50,000FOPを貯めないといけないのか?大変だよ!
って言われますので、それでお勧めするのがタイトルにもあるJGC(JALグローバルクラブ)への入会です。
JGCはいわゆるクレジットカードで、ANAのSFCと同じです(ちょっと違いますが区別は不要です)。
ただし、入会申請資格として、サファイア会員またはダイアモンド会員であることが必要です。
そして、このJGCは年会費を払い、JALカードのCLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカード、JALダイナースカード、プラチナのいずれかをもつことで得られる会員ステイタスです。JGCの間はワンワールドエリートステイタスとなります。
これはJALだけでなく、アライアンス内の他のエアラインでもJALのサファイア会員と同等扱いのステイタスになります。すばらしい!
つまり、先ほど述べたラウンジの利用や、優先チェックインカウンタ、手荷物許容量UPなどの特典をJGCを持っている間、JALだけでなくワンワールドの14社で享受することができるんです。
このクレジットカードはVISA、MASTER、JCB、アメックス、ダイナースの5大ブランドすべて用意されています。
一番グレードの低いCLUB-Aカードでも年会費が11,000円と、やや年会費は高くなっていますが、サファイアステイタスを永続的にもらえるのであれば安いと思います。
ただ、SFCとの同時保有だと最低でも年間22,275円かかってしまいます。
カードのラインナップはここを参照してください。
JGCは2枚持ちはきるようです。
SFCも裏技を使えば2枚持ちできるようですが、JGCもSFCもステイタス特典の分が年会費に上乗せされていますので一般的なクレジットカードよりも割高です。
2枚持つメリットってほとんどないような気がします。
まとめ
飛行機を乗ることがある人は、1回がんばってみてJGCまたはSFC取得にチャレンジしてみてはどうでしょうか。
ラウンジで今日は何食べよう?何飲もう?など、移動が劇的に楽しくなります。
1回の達成で一生ものになりますよ!
まとめます。
ここがポイント
- JALの上級会員サファイア、プレミア、ダイアモンドはなかなか継続するのは難しい
- なので1回サファイアに到達してJGCを作ることをおすすめします
- JGCのクレジットカードを持っている間、ワンワールドエリートステイタスとなり、JALサファイア会員と同等の特典をJALだけでなくアライアンス全体から受けることができます
- 1回50,000FOP達成で一生サファイア会員になれます!(お金はかかります)チャレンジする価値はあります!