運用

【EVで伸びる?】リチウムのETF、LITのパフォーマンス

EVがますます伸びていく未来になりそうです。

北欧では新車販売の半数以上がEVになっているようですし、EVが自動車の主力となっていくことは確定ではないでしょうか。

諸外国の動向を受けでしょうが、先日このような報道もありました。

 

そこで、今日はEVの心臓、バッテリーの原材料となるリチウムのETFについて取り上げてみたいと思います。

とくに、LITについて見ていきます。

みなさんこんにちは&こんばんは。「極小なことからコツコツと」管理人のけんとです。

 

リチウム電池?アルカリ電池?マンガン電池?ニッケル電池?

 

けんと
何が違うねん!

 

とお思いの方。

私と同じです。

今日の記事ではざっと電池の性質について見たあとに(不要な気もしますが)、このリチウムETFの特徴、パフォーマンスを俯瞰していきます。

 

いつものように先に結論です。

先に結論

  • 今後どんどん導入されていくEV、その心臓のリチウムイオンバッテリー
  • このリチウムイオンバッテリーのETF、LITをチェックしてみた
  • 経費率は0.75%と少し高め
  • そして、この8年の運用パフォーマンスは結構低い
  • でも、直近1年のパフォーマンスはQQQの倍近く
  • EVが普及すると予想している諸兄はチェックしておいて損はないかと思われる

 

けんと
毎回になりますが、このブログはただの情報提供です。

金融資産の運用など、行動は自己責任でお願いします。

← 応援してもらえると励みになります。ブログランキング・にほんブログ村へ

 

バッテリーの種類

いわゆる乾電池だとかなりの種類の電池があるようですが、蓄電池(バッテリー)という呼び方をすると4種類に分かれるようです。

バッテリーは繰り返し放電・充電が可能な電池ですね。

使い切りの電池を一次電池と呼び、このバッテリーのことは二次電池とも呼ぶそうです。

そして、バッテリーの4種類は以下になり、それぞれが特徴を持っています。

ちなみに、電極にどの素材を使うかで名称が変わっているようです。

 

鉛蓄電池

1859年に発明された、一番最初の蓄電池になります。

一般的な自動車のバッテリーがこのタイプです。

車のバッテリーを持ったことある人もいるかと思いますが、このタイプは最も重いバッテリーとなります。

たとえば、こういう下のやつですね。


 

ニッケル水素電池

このタイプのバッテリーは正極にニッケル酸化化合物、負極に水素化合物を用いるタイプです。

実用化されたのは1990年ころと、そんなに昔からはない、まだ新し目の電池です。

以前はニッケルカドミウム電池が使われていたようですが、カドミウムの有害性があるため、このタイプに置き換わっていっています。

パソコンやスマホのバッテリーや、下の商品のような身近な充電乾電池にも使わています。


 

リチウムイオン電池

この電池が今日の記事のメインになります。

ニッケル水素電池と同時期に実用化されています。

吉野彰氏が2019年にリチウムイオンバッテリー開発の功績でノーベル化学賞を受賞されています。

わたしも博士号持ってるのでわかります。ノーベル賞クラスの研究はわたしには無理だと(笑)

重量あたりの容量密度(Wh/g)が最も高く、大容量にも向いているということから、EVのバッテリーとして期待されているのがこのバッテリーです。

こっちもノートパソコンやスマホのバッテリーによく使われます。

下のような電池タイプも出ているようですが、ニッケル水素電池に比べると高いですね。


 

NAS電池

最後はナトリウム・硫黄電池(通称、NAS電池)です。

2002年から事業化ということで、一番新しいタイプの電池ですね。

これは日本ガイシのみで生産されています(こちら

大容量(メガワットクラス)の電力貯蔵用の電池になります。

なので、われわれ一般人が目にすることはあまりなく、電力貯蔵施設や工場などに設置されています。

 

けんと
素人なりにまとめてみましたが、大事なのはEVで使うのがリチウムイオンバッテリー!ということですね

 

リチウムのETFは2つ!LITとBATT

リチウムへの期待

リチウムイオンバッテリーの主要金属原料は炭酸リチウム、水酸化リチウム、ニッケル、コバルトです。

この中で一番希少性の高いものはコバルトなんですが、これはニッケルに置き換えれるように研究開発が進んでいるようです。

なぜなら、コバルトの大半がカントリーリスクの高いコンゴで産出されているから。

ETF.comで検索をかけても、コバルトのETFはありませんでした。

 

次に重要であろう原材料がリチウムです。

こちらの資料でも、2023年には2018年比で炭酸リチウムが2.9倍、水酸化リチウムが4.4倍の需要量になると予想されています。

この↓のツイートの記事です。

 

けんと
バッテリーの大幅革新が無い限り、リチウム需要も伸びそうです

 

LITとBATTの概要

で、リチウムのETFがあるのかと調べてみると、ありました2つほど。

LITとBATTです

LITは正式名称をGlobal X Lithium & Battery Tech ETFといい、BATTはAmplify Lithium & Battery Technology ETFといいます。

ともにリチウム&バッテリーです。EVです。

 

LITについては前からチェックをしていて、知っていたのです。

が、なんと2020年12月4日からわたしが使っているSBI証券でも取扱い開始になりました。

ということで、今日の記事を書く運びとなったんです。

 

それで、LITとBATTの特徴をまとめてみます。

LITは2010年から、BATTは新しめの2018年から運用開始です。

BATTは新しいという点を考慮しても、運用金額がとっても少ないです。

なんで、流動性と早期償還リスクを考えると、選択肢としてはLITのみかと思います。

一応、国内ではSBI証券とマネックス証券がLITを扱っており、BATTはマネックス証券のみが取り扱っています。

 

項目 LIT BATT
運用会社 Mirae Asset Amplify Investments
設定年月日 2010年7月22日 2018年6月6日
経費率 0.75% 0.59%
組入銘柄数 43 74
運用金額 $1.37B $19.56M
SBI証券
楽天証券
マネックス証券

 

けんと
インデックス型ではなくテーマ型なのでなかなか経費率は高めです。0.75%です。

 

LITの組入銘柄

LITには43銘柄が組み入れられています。

その上位10銘柄は次のとおりです。

1位はAlbemarle(ティッカーALB)です。

電気自動車用のリチウムバッテリーの最大供給者です。

2020年12月4日までSBI証券ではLITが購入できなかったので、わたしはALBを購入していました。

 

6位にはみんな大好きTESLAがランクインしています。

そして、8位にSQMです。

いつみても名前が覚えられないソシエダード・キミカのADRです。

チリのリチウム採掘会社です。

米国株で購入できる銘柄はこの3社となっています。

 

こそっと7位にパナソニックがありますね。

で、この表にある上位10銘柄の合計で全体の56.3%となっています。

 

順位 銘柄 順位 銘柄
1位(12.2%) Albemarle (ALB) 6位(4.9%) Tesla (TSLA)
2位(5.4%) BYD Company 7位(4.9%) Panasonic
3位(5.3%) Ganfeng Lithium 8位(4.8%) Sociedat Quimica (SQM)
4位(5.0%) Samsung SDI 9位(4.6%) EVE Energy
5位(5.0%) LG Chem 10位(4.1%) Contemporary Amperex Tech.

 

この10銘柄を見てもわかるとおり、個人でEV向けバッテリーに分散投資しようと思っても、米国株で3社、日本株1社、韓国株2社など複数で構成されておりとっても大変です。

なので、このETF1個もっておけば分散投資もできますね。

 

けんと
リチウムバッテリーへの分散投資は難しいのでETFで購入が楽

 

LITのパフォーマンス

では、このLITのパフォーマンスを見ていきます。

2012年を基準とした価格推移が下の図になります。

青がLIT赤がS&P500水色がSMH黄色がQQQです。

SMHは以前に紹介した半導体のETFです。

 

おすすめ
【期待大の半導体?】唯一の半導体ETFはSMH!チェックしてみる

今日は半導体のETF、SMHの記事になります。 私なりにチェックしていて、半導体をターゲットとしたETFはこのSMHのみかなぁと思います。 なので、このSMHに注目して、その内容とパフォーマンスを見て ...

続きを見る

 

2012年からの8年間では、LITのパフォーマンスはこの4つのETFの中では一番低いです。

半導体のSMHが一番です。(前の記事にも書きました)

  • LIT +62.4%
  • S&P500 +175.4%
  • SMH +536.1%
  • QQQ +386.7%

 

 

でも、EVが注目されているのはここ2年の間です。

もっといえば、テスラの株価が大幅に上昇したのはこの1年足らずの間です。

ということで、2017年以降と2019年末以降の比較をしたものが下の図になります。

 

この2017年以降の3年間で見ると、S&P500の赤よりもLITのパフォーマンスは高くなります。

  • LIT +115.7%
  • S&P500 +63.0%
  • SMH +197.4%
  • QQQ +152.9%

 

さらにこの1年間に限定した場合です。

一番EVが注目されている時期、テスラが大幅上昇した時期です。

景色は全然違いますね。

一番上っているのは青のLITです。

半導体のSMHやみんな大好きハイテク株のQQQを上回る運用益です。

コロナによる下落からの立ち直りが圧倒的です。

 

  • LIT +115.6%
  • S&P500 +26.2%
  • SMH +93.9%
  • QQQ +63.1%

 

LITはテーマ型なのでVOOやSPY、VITのような長期投資には向いていないと思います。

なので、もう5年~長くて10年程度の現行のガソリン・ディーゼル車がEVに置き換わっていく間は上昇トレンドになるのではないかと思います。

とはいえ、技術的にリチウムを使わない新しい電池が登場したりすると暴落するかもしれませんが。

 

EVはこれからくる新技術の1つとして認識しているひとにとってみては、LITを持っておくというのも選択肢として考えておいて良いと思います。

わたしはALBとTSLAを別々にもってるので、LITも購入するかどうかは悩みどころです。

 

けんと
LITはSBI証券とマネックス証券で購入できます。ご自身のポートフォリオに組み入れを検討する価値は充分にあるんじゃないでしょうか

 

まとめ

記事をまとめます。

ここがポイント

  • 今後どんどん導入されていくEV、その心臓のリチウムイオンバッテリー
  • このリチウムイオンバッテリーのETF、LITにをチェックしてみた
  • 経費率は0.75%と少し高め
  • そして、この8年の運用パフォーマンスは結構低い
  • でも、直近1年のパフォーマンスはQQQの倍近く
  • EVが普及すると考える諸兄はチェックしておいて損はないかと思われる

PVアクセスランキング にほんブログ村ブログランキング・にほんブログ村へ

 

 

 

 

-運用

© 2021 極小なことからコツコツと