今日は、マネーフォワードのプレミアムサービスに関する記事です。
わたしは数ヶ月マネーフォワードのプレミアムサービスを使ってきました。
そのサービス内容と費用とを天秤にかけ、つい先日プレミアムサービスの停止をしました。
そのことについて記事を書いていきたいと思います。
みなさんこんにちは&こんばんは。「極小なことからコツコツと」管理人のけんとです。
マネーフォワードとはなんぞや?という諸兄は、下記の記事をあわせて読んでもらえたら嬉しいです。
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【使い方解説】マネーフォワードできっちり資産管理を
もくじ1 資産を把握していますか?2 アプリ:マネーフォワードとは2.1 マネーフォワードでできること2.2 有料版と無料版の違い2.3 連携できる金融機関3 マネーフォワードの使い方3.1 資産管理 ...
続きを見る
一言で表すと、資産管理・家計簿アプリです。
マネーフォワードはとっても優秀なアプリです。
ひとによっては無料でも十分な機能を利用できます。
ぜひこの記事をご一読いただき、無料かプレミアムか、あるいはそもそも使わないかを考えてもらえたらと思います。
もくじ
プレミアムサービスでできること
マネーフォワードのプレミアムサービスで可能になることは次の3つになります。
- 長期(1年以上)のデータを閲覧可能
- 金融機関の連携が11社以上に拡大
- 連携している金融機関を一括更新可能
この3つの追加サービスに対して、月額500円を支払えるかどうかになります。


ということになります。
あくまで、うえの3つの追加サービスに月額500円分の価値を感じるかどうかが大事になります。
次の3点でOKなら無料で利用可能です。
- 1年以下のデータを閲覧可能
- 金融機関の連携が10社まで
- 連携している金融機関を一括更新不可
感じたこと:その①家計簿?資産管理?どっち?
結果として、わたしはプレミアムサービスを解約してしまったのですが、マネーフォワードを使ってみて感じたことを書いていきたいと思います。
まず1つ目です。
資産管理と家計簿は似て非なるものです。
下の写真はわたしのマネーフォワード画面(PC版)になります。
あまり出したくはないのですが、出しておきます。
先に宣言しておきますが、わたしはごくごくありふれた会社員サラリーマンです。
月収うん百万円、うん千万円なんてことはありません!
そのわたしの2020年8月の家計簿(収支)がこれですよ。

この写真を見るとそうなりますよね。

そもそも普通のサラリーマンのわたしが月収2百万円超えはありえません。
なおかつ、クルマを買ったわけでもない普通の月に400万円も使いません!
では、なんでこんなことがおきているのか。
この原因は、金融機関間の資金移動をしているからだと思います。
例えば、次のようなことを考えましょう。
銀行Aから銀行Bへ自身の資産を100万円移します。
そしてその資金を更に証券会社Cに移します。
この場合、いくら資産が増えましたか?収入、支出はいくらですか?
もちろん、資産は増えてませんし、資金移動なので、収入も支出も増えていません。
でも、マネーフォワードではこの資金移動で収入が200万円、支出200万円とカウントされることがあります。
銀行Aからの資金移動は銀行B視点だと100万円の収入になるんでしょう。
下の図のような形です。
しかも、わたしの場合は支出と収入がきちんと把握できなかったからか、やたら収支がマイナスにぶっ飛んでいます。
結果として、金融機関間で資金移動を頻繁に行っている人にとっては、家計簿としてマネーフォワードがうまく機能しません。
実際の月額収支に、資金移動の分が混ざってしまってよくわからん状態です。
たぶん、設定をするとこの資金移動の処理はできるんでしょうが、面倒です。
家計簿や資産管理が面倒なのでマネーフォワードを使うのに、アプリ使うための設定が面倒なら本末転倒です。

感じたこと:その②金融機関11個も必要か?
上の点が気になったので、わたしは資産管理アプリとしてマネーフォワードを使っていこうと考えました。
そのときふと思いました。

っと。
一般サラリーマンのわたしはメインバンクとサブバンクが数社、証券口座はSBI証券と楽天証券、ネオモバイル証券を使っています。
全然10社以下で足りるんですよね。
この10社はアプリ(システム)から更新したい連携金融機関の数の上限です。
たとえば、ほとんど使っていない金融機関があって、そこに10万円入れているというのであれば、連携ではなく手動で入力すればよいだけです。
頻繁に資産が変化する金融機関が11社以上もないのであれば、プレミアムサービスをわざわざ利用しなくても事足ります。
逆に言うと、無料で10社も連携できるのがすばらしいということになります。
そのため、プレミアムサービスの2番目のメリットはなくなってしまいます。
もちろん、家計簿としても使おうとすると、クレジットカードやポイントなども連携することになるので、あっという間に11社を超えると思います。

感じたこと:その③一括更新は必要か?
人によってはこの一括更新機能はとても便利だと思います。
でも、感想②で指摘したとおり、連携金融機関は10社以下ですよね。
最大でも10個ポチポチすればよいだけです。
それが凄まじく手間だと感じる人はほとんどいないんじゃなかろうか。
そうなると、プレミアムサービスの3番目のメリットはなくなってしまいます。

感じたこと:その④家計簿としてもちょっと・・・
この感想④はあくまでわたしの場合使いにくいという理由になります。
マネーフォワード側の使いづらさなどではありません。
わたしは仕事柄、自分のクレジットカードで立て替え払いをしたりします。
出張の交通費などが典型的な立て替えになります。
そして、マネーフォワードはクレジットカード情報を使って家計簿を作ります。
そうなんです。
マネーフォワード見たとき、わたしの家計簿はやたらと「交通費」が多くなるんです。
なので、家計簿では見た目で支出が増えます。
さらに、その立替分は後日振り込まれます。
これ振り込みが収入に振り分けられて家計簿では見た目の収入も増えてしまいます。
感想①で書いたとおり、資金移動の際のごちゃごちゃに加えて、自分のクレジットカードで業務分の立て替えで家計簿の収支がおかしなことになります。
このような人にとって、マネーフォワードでの家計簿管理は向いていません。
(立て替え用のクレジットカード使えよ!って言われそうですが、ポイントもらいたいから・・・)
こうした点も、設定をすれば解決できそうですが、面倒なもんで・・・・

まとめ:無料で十分
結果、わたしは月額500円払う必要がないと判断して、無料ユーザーにもどりました。
ちなみに、解約はGoogle Playの定期購入の箇所からできます。
まとめます。
ここがポイント
- マネーフォワードは家計簿アプリ、資産管理アプリの両方の機能がある
- でも、その使い方としてはどっちかひとつにしたほうが良い
- わたしは資産管理アプリとしてつかうのが良いと思います
- その場合は、無料で十分
- マネーフォワードは無料アプリとしても超優秀です