コロナで飛行機業界も大変だと思います。
今年は飛行機乗っていますか?
ANAもJALもPP、FOPが2倍になるキャンペーンがあったので、上級会員になりやすい年かもしれません(そこだけを見ればです)。
みなさんこんにちは。管理人のけんとです。
今日はこれからマイルを貯めようとか、航空会社の上級会員に興味がある人向けに、国内2社の上級会員になるための方法を書いていこうと思います。
この記事を執筆している2020年8月時点では、管理人はまだJGCは獲得できていません。年内には到達予定です。
すでに方法を知っているマイラー諸氏はご笑覧ください。
マイルのブログを書いていて、SFCやJGCの記事を書かないのはナイなと思ったので書いています。
書いていて長くなったので、こちらの記事ではANAのSFCを取り上げ、JALのJGCは別記事にまとめたいと思います。
先に結論をいうと、
旅行好きな人、飛行機を(プライベート・ビジネスどちらでも)よく乗る人は本記事を読んでSFC取得を目指すことをお勧めします!
なぜなら1度取得すると一生継続できるから。
もちろん、次回の記事で取り上げるJGC取得でもOKです。もしくは両方か。
それではANAの上級会員についてみていきましょう。
ANAの会員の種類
日本国内にはANA(全日本空輸)とJAL(日本航空)の2社が就航しています。
それ以外にもPeachやスターフライヤー、AIRDOなど地域型・格安航空会社(LCC)もありますが、それは横においてください。
今日はANAのお話です。
ANAやJALに乗る際、あれ?っと思ったことはありませんか。
なぜあの人達は先に機内に入っているのだろう?と。
(まぁその優先搭乗は大したメリットではないと思いますが)
その人達はいわゆる航空会社の上級会員になっています。
よくその会社を使っているお得意様ということですね。
その上級会員ですがANAとJALでは少しだけ制度が違います。
ANAの場合、会員ステイタスは一般会員、ブロンズ、プラチナ、ダイアモンドの4つの種類に別れます。
このうち、一般的に上級会員とみなされるのはプラチナとダイアモンドになります。
ブロンズはあまり意味がない中途半端なステイタスという印象です。
- ブロンズステイタス (1年間で30,000プレミアムポイント)
- プラチナステイタス (1年間で50,000プレミアムポイント)
- ダイヤモンドステイタス (1年間で100,000プレミアムポイント)
それぞれのステイタスになるには、プレミアムポイントと呼ばれるポイントを貯めないといけません。
これまた初めての人にはわかりにくいのですが、マイルとは別のポイントになります。
マイルは陸マイラー(ショッピングなど陸のお店でマイルを貯める人)という言葉があるように、飛行機の乗らなくても貯めることはできます。
ですが、プレミアムポイントは飛行機に乗らなければ獲得できません。
このプレミアムポイントについては4節で説明します。

ANAの上級会員の特典
このステイタス別の特典をまとめたものが下表です。
上から順に重要だと思うものを載せています。
これ以外にも諸々の特典がありますので、こちらで確認をしてみてください。
電話の繋がりにくいANAですが、専用デスクは割とつながります!
また、時間が余った際に仕事ができるラウンジも助かりますね。国際線の場合は、軽食も出るので空港での食事をラウンジで済ませることもできます(貧乏くさいですか・・・?)。
ブロンズステイタスはラウンジ利用が不可や、手荷物許容量などの制限もあるので、あまりメリットはありません。
また、あとでいうスターアライアンスゴールドメンバー待遇も受けれないので、目指すならブロンズではなくプラチナを目標にすべきです。
ブロンズ | プラチナ | ダイアモンド | |
専用サービスデスク | 〇 | 〇 | 〇 |
ラウンジの利用:ANA SUITE LOUNGE | × | × | 〇 |
ラウンジの利用:ANA LOUNGE | △(要マイル) | 〇 | 〇 |
優先チェックインカウンター | △(プレエコのみ) | 〇 | 〇 |
プレミアムエコノミーへの変更 | × | 〇 | 〇 |
座席のアップグレード | 〇 | 〇 | 〇 |
手荷物許容量優待 | △(国際線のみ) | 〇 | 〇 |
フライトマイルボーナス | 40~55% | 90~105% | 115~130% |
アップグレードポイント | 〇 | 〇 | 〇 |
手荷物受取優先 | × | 〇 | 〇 |
手荷物許容量優待 | △(国際線のみ) | 〇 | 〇 |
ANA SUITE LOUGEやコンシュルジュサービスなどダイアモンドのみの特典もあるのですが、わたしはプラチナまでしかとったことがないので、使い勝手はわかりません。
エコノミークラスで出張・旅行するような普通の会社員には10万プレミアムポイントは相当厳しいですね。

ANAの上級会員になるには
上級会員のメリットが分かったので、じゃあ次はどうやってなるの?ということですね。
上級会員になるためには先程も言及したフライトで貯まるプレミアムポイントが必要です。
例えば、羽田〜伊丹路線のSUPER VALUE運賃だと片道で、
- 210マイル
- 420プレミアムポイント
を獲得できます。
一方、羽田〜伊丹路線のビジネスきっぷ運賃だと片道で、
- 280マイル
- 960プレミアムポイント
になります。ビジネスきっぷ運賃だとボーナスがつくため倍近くのプレミアムポイントが貯まります。
単純に羽田〜伊丹路線だと、ビジネス運賃で26往復の搭乗で50,000プレミアムポイントを獲得できますね。
2020年に上級会員(プラチナ以上)を目指すなら、国際線が絶望的なので、なんとかして国内線のみで50,000プレミアムポイント達成しないといけません。
しかも、1月~12月の1年の間にです。年が明けるとプレミアムポイントはリセットされますので注意してください。
結構厳しいですよね。
しかも、永続的にダイヤモンド会員を維持するのであれば、毎年100,000プレミアムポイントを獲得していかないといけません。
はぁ?ってレベルで大変です(国際線ファーストクラスのプレミアムポイントは破壊力抜群ですので、お金があると楽です)。
このプレミアムポイントの計算は非常にややこしくて、①運賃クラスと②決済するANAカードの種類、③上記のステイタス、の3要素によって獲得できるマイルもプレミアムポイントも変わってしまいます。また、国内線は2倍、アジア路線は1.5倍、その他の国際線は1倍という倍率もあったりします。
わけわかりません。なので、完全に覚えている人はいないかと思います。
プレミアムポイントとマイルの獲得量はANAのWEBサイトで計算できます。
こちらに日時、路線、ANAカード、会員ステイタス、運賃クラスを選択すると自動で計算してくれます。
もともとフライトが多い人は関係ありませんが、そうでない人はいわゆる「修行」といわれる行為(プレミアムポイント獲得のために飛行機に乗る)を行っているケースもあります。
sinタッチと呼ばれる定番修行コースもあります(またの機会に紹介しますね)。
そういう人は上のシミュレータを使いながら計画的に低予算で50,000または100,000プレミアムポイントを達成するのが良いと思います。
「修行」といわれる比喩があるくらいですので、それだけ上級会員はメリットがあるんですね。

SFC(ANA)とは?
がんばって50,000プレミアムポイントを1年以内に貯めた!
すると翌年の1年間はステイタスがプラチナ会員になり、上記の上級会員のメリットを受けることができるようになります。
でも、これ、毎年50,000プレミアムポイントを貯めないといけないのか?大変だよ!
って言われますので、それでお勧めするのがタイトルにもあるSFC(スーパーフライヤーズカード)の取得です。
SFCはいわゆるクレジットカードになります。
ただし、入会申請資格として、プラチナ会員またはダイアモンド会員であることが必要です。
そして、このSFCは年会費を払い、保有している間はスターアライアンスゴールド会員となります。
これはプラチナ会員と同等扱いになります。
また、スターアライアンスに属するエアラインで同じ特典を受けることができます!すばらしいです。
つまり、先ほど述べたラウンジの利用や、優先チェックインカウンタ、手荷物許容量UPなどの特典をSFCを持っている間、ANAだけでなくスターアライアンスの26社で享受することができるんです。
このクレジットカードはVISA、MASTER、JCB、アメックス、ダイナースの5大ブランドすべて用意されいます。
一番グレードの低いノーマルカードでも年会費が11,275円と、やや年会費は高くなっていますが、プラチナステイタスを永続的にもらえるのであれば安いもんです。
海外旅行や海外出張の際の利便性や快適性ががっつり上がりますよ!
カードのラインナップはここを参照してください。
SFCは1枚しか持てませんので、アメックスとVISAのSFC2枚持ちとかは不可能となります。
やっぱりJCBに変えたいなといったような、カードブランドの変更は可能です。
わたしはANAダイナースSFC → ANAダイナースSFCプレミアム → ANAゴールドSFCVISA と切り替えています。

まとめ
旅行好きや出張の多い人は、SFC取得を目指す価値は十二分にあります!
是非トライしてみてはどうでしょうか。
最近はSFCを含めた上級会員が多くなっています。
SFCは一生ものですので、会員が増えていくのは当たり前です。
羽田のANA LOUNGEも(今年は別として)徐々に混雑してきていると感じています。
関心があるなら、制度が変わってしまう(厳しくなる方向でしょう)前に、取ってしまうことをすすめます。
まとめます。
ここがポイント
- ANAの上級会員プラチナ、ダイアモンドはなかなか継続するのは難しい
- なので1回プラチナに到達してSFCを作ることをおすすめします
- SFCを持っている間、スターアライアンスゴールド会員となり、ANAプラチナ会員と同等の特典を受けることができます
- 1回50,000プレミアムポイント達成で一生プラチナ会員になれます!チャレンジする価値はあります