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【投資信託】全世界株式投資型4種類と本家VTとの比較

今日は国内投資信託についての記事になります。

特に、全世界株式投資型の投資信託を取り上げて、その比較を行ってみたいと思います

みなさんこんにちは&こんばんは。「極小なことからコツコツと」管理人のけんとです。

 

これまでにも投資信託やETF(上場投資信託)のパフォーマンス比較を行ってきました。

過去の状況をそのままこれからの将来に当てはることはできないので、あくまで参考程度です。

 

米国の人気ETF比較では、VOO(米国S&P500)、VTI(全米株式)、VT(全世界株式)、VWO(新興国株式)の4つの比較をしました。

↓の記事です。

 

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あくまで過去10年のデータを視る限り、パフォーマンスの順位は

 

  1. VOO(米国S&P500)
  2. VTI(全米株式)
  3. VT(全世界株式)
  4. VWO(新興国株式)

 

という結果でした。

もっとも良いのはVOOはですね。

VOOとVTIに対応する国内投資信託の紹介とパフォーマンス比較はすでに別記事で書きました。

これらです。

 

VOOとSBI VOO

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結果として、米国S&P500ならSBI VOOでOK、全米株式投資ならVTIでOK

という結果でした。

それで、まだやっていないのが全世界株式投資のVTとそれに対応する国内投資信託との比較になります。

そこで、今日は4つの国内の全世界株式投資投資信託とVTのあわせて5種の投資信託の比較を行っていきます!

 

けんと
毎回になりますが、このブログはただの情報提供です。

金融資産の運用は自己責任でお願いします。

 

取り上げる全世界株式投資信託

バンガード社が出している本家のVTは「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」というインデックスに連動するETFです。

2008年6月に設定されて、おおよそ12年の運用歴があります。

これに対応する国内の全世界株式投資の投資信託は、SBI・全世界株式インデックス・ファンド、楽天・全世界株式インデックス・ファンドの2つです

 

それに加えて、若干異なるインデックスとなるMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する投資信託としてはeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)、eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)があります。

 

そこで、この記事では次のようにこれらの銘柄にVTを加えた5銘柄のパフォーマンス比較を行っていきたいと思います。

国内の投資信託の名称はチョー長いので、SBI全世界、楽天全世界、eMAXISオール、eMAXIS除く日本と呼称することとします。

  • VT
  • SBI・全世界株式インデックス・ファンド(SBI全世界)
  • 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天全世界)
  • eMAXIX Slim全世界(オールカントリー)(eMAXISオール)
  • eMAXIX Slim全世界(除く日本)(eMAXIS除く日本)

 

ちなみに、この4銘柄はSBI証券の人気ランキングで上位にランクイン(2020年10月10日現在)しています。

あ、これ「国際株式」のランキングです。

SBI全世界は19位、楽天全世界は20位、eMAXISオールは2位、eMAXIS除く日本は9位です。

 

 

ちなみに、楽天証券だと、SBI全世界は34位、楽天全世界は6位、eMAXISオールは1位、eMAXIS除く日本は4位です。

SBI全世界の順位が落ちていますが、こっちでも相変わらず人気な銘柄になっています。

 

人気銘柄=パフォーマンスの良い銘柄というわけでもないんで、人気だからOKというのは止めましょう。

でも、誰もお客の入ってない飲食店よりも、混んでる飲食店のほうが安心しますよね。

4つの銘柄いずれにしろ相当人気はありますのでその点は安心してもらってOKかと思います。

 

けんと
国内の4銘柄とVTとの比較をやっていきます

 

比較の基準日

では、5銘柄の比較を行っていく際に、基準となる日を決めないといけません。

なぜなら、VTはそもそもドル建てですし、各銘柄の販売開始日(設定日)が異なっているからです。

↓の表は、5銘柄の設定日を示しています。

一番はやいのは本家のVTです。

そして、一番後発なのがeMAXISオールですね。

eMAXIS除く日本が先なのはちょっと意外でした。

 

銘柄 設定日
VT 2008年6月
SBI全世界 2017年12月
楽天全世界 2017年9月
eMAXISオール 2018年10月
eMAXIS除く日本 2018年3月

 

2年程度の期間しかなくなってしまいますが、5銘柄の基準価額がそろう2018年10月~2020年10月までのデータを使って考察していきます。

eMAXISオールには、MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信というETFがあります。

基本eMAXISオールより信託報酬(手数料)が低くて魅力的なのですが、設定日が2020年1月と非常に新しいため、ここでは割愛させてください。

eMAXISオールの手数料安いバージョンだと思ってもらってOKです。

 

けんと
2018年10月~2020年10月までのデータで比較していくよ

 

リターンの比較

リターンの比較をしてきます。

2018年10月に100万円をそれぞれの銘柄に投資して、2020年10月1日次点で資産がどのように変化していくかを見てみましょう。

VTのみドル建てなので、VTの資産評価には為替変動が含まれてきます。

また、VTは四半期ごとに分配金がありますので、それも資産に加算して評価します。

ただし、簡単化のため、分配金は単利で計算しています。

 

2018年10月を1(=100万円)に基準化して資産の推移を表したものが下の図になります。

5つの銘柄がほぼほぼ同じ動きをしています。

ただ、若干VTが下にブレていますね(=パフォーマンスがよろしくない)

これは2018年10月時点では1ドル=112.93円だったのに対し、2020年10月時点では105.59円へと6.5%も為替による目減りが発生しているからだと思われます。

当然、国産の4投資信託も為替リスクは含まれていますが、うまくスワップしてくれているのでしょう。

 

 

その結果、2018年10月に100万円でスタートした資産額は2020年10月時点で次のようになります。

最大パフォーマンスを発揮しているeMAXIS除く日本とVTとでは約3.5%のリターン差が出てきます

2年間の運用でしたので、年率で1.75%も運用益に差があることになります。

結構な大きさですね。

  • 1,153,112円(+15.3%) VT
  • 1,188,344円(+18.8%) eMAXIS除く日本
  • 1,178,800円(+17.9%) eMAXISオール
  • 1,159,996円(+16.0%) SBI全世界
  • 1,164,465円(+16.4%) 楽天全世界

 

eMAXISの2種類で見ると、日本を入れていないほうがパフォーマンスが高いです。

なんだか悲しいですが、国内株の不調っぷりをみていると致し方ない感じはしますね。

 

比較可能な最長期間を取っていますが、先程述べたように、この期間だと為替変動が大きかったです。

なので、VTに不利に働いている可能性が十分にあります。

その点はご注意ください。

 

けんと
最もパフォーマンスが高いのは「eMAXIS除く日本」でした!

 

コスト(手数料)の比較

リターンを比較したら次はコスト(手数料)の比較です。

一般的に、海外のインデックス型ETFは運用手数料が激安です。

コストには信託報酬、運用管理手数料などもろもろすべてを含んだものです。

 

以外でした。

SBI全世界が一番コストが安かったです

VTと全く同一なんですが、本家VTよりも手数料が安いんですね。

すばらしいです。

一方で、全く同じものなのに楽天全世界は手数料が高いです。

とはいっても、全銘柄0.1%前後ととっても安いコストです。

100万円投資しても、年間コストは1,320円ですから安いと思います。

 

VTについては買付手数料は無料ですが、売却時に0.45%の売却手数料がかかります。

ただし、最大でも22ドル(税込)です。

この金額は国内のどの証券会社でもほぼ同じです。

 

加えて、VTはドル転、円転の際に、1ドルにつき4銭(または25銭)の為替手数料がかかります。

最安値の4銭は住信SBIネット銀行を使った場合です。

 

銘柄 運用手数料 売却手数料 為替手数料 目論見書
VT 0.080% 0.45%(最大22ドル) 片道1ドルにつき4銭 こちら
eMAXIS除く日本 0.1144% なし なし こちら
eMAXISオール 0.1144% なし なし こちら
SBI全世界 0.0682% なし なし こちら
楽天全世界 0.132% なし なし こちら

 

運用手数料は↑のリターンの計算に含まれています。

含まれてないものとしては、VTの売却手数料と為替手数料ですね。

この両者の手数料でVTは3,115円追加コストがかかります

 

けんと
SBI全世界が一番コスト安!次いで本家のVTでした

 

トータルでの比較

リターンとコストがわかったので、その総合パフォーマンスを計算してみます。

VTについては年間のリターンから為替・売却手数料を引いたものに再計算しています。

 

  • VT 1,499,966円(+15.00%)
  • eMAXISオール 1,178,800円(+17.88%)
  • eMAXIS除く日本 1,188,344円(+18.83%)
  • SBI全世界 1,159,996円(+16.0%)
  • 楽天全世界 1,164,465円(+16.45%)

 

最も高パフォーマンスを叩き出したのは、「eMAXIS除く日本」でした

2年間で18.83%も純リターンをもたらしています。

ついで、「eMAXISオール」、「楽天全世界」、「SBI全世界」、そして「VT」の純となっています。

コストはそもそも定率なので、リターン差がそのまま純リターンの差になっています。

 

この5銘柄はほぼほぼ同じものであったのですが、頭一つ「eMAXIS除く日本」と「eMAXISオール」が抜け出しています。

これは、連動しているインデックスがほか3銘柄と異なっているからだと思います。

また、同じインデックスであってもVTよりも楽天全世界のほうが1%パフォーマンスが高いです。

たがって、全世界株式投資を行う場合、あえてVTを選択する理由はなさそうです

国内の投資信託で十分でしょう。

 

けんと
全世界株式投資をするなら、「eMAXIS除く日本」でOK

 

まとめ

まとめます。

ここがポイント

  • 全世界株式投資の投資信託国内4種と本家バンガードのVTのリターン・コストを比較
  • 純リターンが最も大きかったのは「eMAXIS除く日本」でした
  • 他の国内3種いずれもVTよりもトータルパフォーマンスは優れていました
  • VTを選ぶ必要は特にないでしょう

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